
原文はほとんどが漢数字、独特の記号、そして、若干のかな文字の混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」も有るそうで、本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されています。他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻有り、天明は、この未発表のものについて「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります。」と昭和36年に語っているそうです。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初はほとんど読むことが出来ませんでしたが、仲間の神典研究家や霊能者の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年(大正6年)11月9日 - 2009年(平成21年)6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたそうです。 しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的だそうです。そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じりの文章に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていませんでしたが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになって来たといわれています。主な内容は天変地異がくることと、地軸が動く(ポールシフト)に関することが書かれています。それと人間は、獣として地を這う人と、空を飛ぶような人に2極分化すると書かれています。
富士の巻 第19帖 (099)
神世のひみつと知らしてあるが、いよいよとなりたら地震かみなりばかりでないぞ、臣民アフンとして、これは何とした事ぞと、口あいたまま何うすることも出来んことになるのぞ、四ツン這ひになりて着る物もなく、獣となりて、這ひ廻る人と、空飛ぶやうな人と、二つにハッキリ分かりて来るぞ、 獣は獣の性来いよいよ出すのぞ、火と水の災難が何んなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らさなならんことになりたぞ。一時は天も地も一つにまぜまぜにす るのざから、人一人も生きては居れんのざぞ、それが済んでから、身魂みがけた臣民ばかり、神が拾ひ上げて弥勒(みろく)の世の臣民とするのぞ、どこへ逃げ ても逃げ所ないと申してあろがな、高い所から水流れるやうに時に従ひて居れよ、いざといふときには神が知らして一時は天界へ釣り上げる臣民もあるのざぞ。 人間の戦や獣の喧嘩位では何も出来んぞ、くどう気附けておくぞ、何よりも改心が第一ぞ。八月の二十六日、 のひつくのかみ。
これはヒットラーの予言ででもありましたが、「そのとき人類には真の究極の状況が起こっている。そのとき人類は──少なくとも、いま言っているような意味での人類は、2039年1月、地球からいなくなっているのだ。」要するに、人類は二極化し、超人類は宇宙でくらし自然や環境をコントロールするらしいです。
これは個人的な意見ですが、今の世界秩序や世界経済をみてもこの先、上手くやっていけるとは思えません。勝ち組と言われる人や官僚、政治家は自分達の都合のいいように法律を変え、負け組と言われる人達は奴隷のように扱われるか犯罪に走るか浮浪者になる世の中です。負け組の人が勝ち組の人を上回った場合、どうなるんでしょうかね。また、お金だけを追求する姿勢も疑問があります。それに、異常な気象、相次ぐ地震や火山活動などみると何か人類が変化しないとこれからはやっていけない時代がくるのではないかと思ったりします。これらの予言は勝ち組、負け組どころではなく、進化する人間と退化する人間に分かれるということでしょうか。